痛みが出た時によく聞かれる質問

- update更新日 : 2023年04月25日
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寝違えやぎっくり腰やねん挫、酷い場合はヘルニアや狭窄症など各所の痛み全般と言えますが「休んだほうがよいのでしょうか」、それとも「体を動かしたほうがよいのでしょうか」とよく聞かれます。

お答えとしては安静・運動ともに両方必要となります。具体的にお伝えさせていただきますと安静には「全身の安静」、「局所の安静」、「精神の安静」の3つがあります。

「全身の安静」というのは、体を横にしてあげてゆっくり休せてあげるということです。特に急性期、関節の痛み・腫れがひどく、発熱がある場合は、安静が大事になります。最低でも1日睡眠8時間はゆっくり横になってリラックスすることを心がけましょう。なかには、不眠症という方もいらっしゃるかもしれませんが、眠れなくても体を横にして目を閉じておくだけでも十分で体は休まります。昼寝も有効です。ただし、安静のとりすぎ、横になって同じ姿勢で動かなすぎは、血行が悪くなるため悪化する可能性がありますので、ご注意してください。
 
「局所の安静」、これは痛んでいる関節などを休めることです。特に炎症の強い関節は安静にするのが原則になります。股関節・膝関節・足関節は上半身の体重がかかるため立っているだけで関節の負担になりますので、これらの関節の安静を保つためには、座ったり、体を横にしたりする必要があります。また、装具やサポーターを利用するのも有効です。
 
「精神の安静」というのは、ストレスや焦り、不安など、症状を無意識のうちに悪化させる精神的要因を上手にコントロールするということです。ストレスは今出ている症状をを悪化させますし、仕事面、経済面、家庭的な悩みも頭で考えすぎて脳も心も疲れて症状を悪化させる原因となります。周りの方のご協力のもと、上手に精神的問題を解決するように心がけましょう。

「運動」は関節の流れを円滑にするために血行を促すためにも重要です。原則として発熱のある急性期以外は適度に運動を行うように心がけましょう。特に歩いただけでも膝が痛い、腰が痛いなどという場合は水中での運動は効果的です。泳ぐ必要はなく、ただ水中歩行をするだけで十分です。水中では浮力の関係で、体重による股関節・膝関節・足関節への負担が軽減され、股・膝・足関節の悪い方でも運動がしやすいです。さらに、水中では陸上と同じ動作をしようとしても、水の抵抗の分だけ負荷がかかることのなりますので、同じ時間、運動したとしても、陸上で行う場合と比べ、たくさん運動をできたことになります。ただし、運動のやりすぎは疲労から全身や関節の炎症症状を悪化させることになりますので、やりすぎには注意が必要です。

安静と運動のバランスについてまとめます。安静のとりすぎは、筋肉が働かず血行不良になる可能性があり、運動のやりすぎは全身や関節の炎症症状を悪化させる可能性があります。運動や仕事は2時間以上続けないように心地よい範囲内で継続していきましょう。最低目安としては「2時間やって30分は休む」です。デスクワークなど同じ姿勢を取り続けないといけないような職種の方は「30分たったら少し体を動かす」です。運動の最初の目標は5分からでもできる範囲のスタートでやって貯筋していきましょう。